➀『楽聖ショパン』

監督：チャールズ・ヴィダー

原作：エルンスト・マリシュカ

出演：コーネル・ワイルド、ポール・ムニ、マール・オベロン

（1945年／アメリカ／カラー／1時間53分／日本語字幕版）

ショパンが22歳の時、ポーランドは革命騒ぎで国中が騒然とし、彼は恩師のジョゼラ・エルスナーと共にパリへ渡る。そこで知り合ったフランツ・リストの助力もあり、リサイタルを開くことができたが、彼の同胞達の訃報に、演奏途中で席を立ってしまうのだった。数々の悪評の中、ジョルジュ・サンドだけは、彼こそ天才であると評し、その助力もあって、ショパンはパリ社交界の花形にまでなる。祖国ポーランドのために引き裂かれるジョルジュ・サンドとの悲恋。ポーランド開放運動の資金獲得のために、演奏旅行を続けていたが、彼の健康は既にむしばまれていた。

②『高慢と偏見』

監督：ロバート・Z・レオナード

原作：ジェーン・オースティン

出演：グリア・ガースン、ローレンス・オリヴィエ、モーリン・オサリヴァン

（1940年／アメリカ／モノクロ／1時間58分／日本語字幕版）

何度も映像化されているジェーン・オースティンの名作を、グリア・ガースンとローレンス・オリヴィエの主演で描いたコメディタッチのロマンスで、出演者達のエレガントな衣装も見どころの一つ。

イギリスの田舎町・ロンボーン。5人姉妹の次女・エリザベスは、舞踏会で資産家のダーシーと出会うが、彼の見下すような態度に強い反発を覚える。一方、長女のジェーンはダーシーの友人・ビングリーと親密になるが、彼は何も告げずロンドンに帰ってしまう。