➀『麗しのサブリナ』

監督：ビリー・ワイルダー
出演：オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン、ハンフリー・ボガード

（1954年／アメリカ／モノクロ／1時間53分／日本語字幕版）

「ローマの休日」に続くオードリー・ヘプバーンのヒット作。
ニューヨークの郊外。大富豪ララビー家の運転手の娘サブリナ（オードリー・ヘプバーン）は、幼い頃からプレイボーイの次男デイビッド（ウィリアム・ホールデン）に恋心を抱いていた。だが身分違いもあり、彼にとってサブリナは眼中になかった。父の勧めでサブリナはフランス・パリに留学し、料理学校で学ぶうちに洗練された魅力的な女性へと成長していく。2年後に帰国したサブリナの美しさにデイビッドは一目で心を奪われ、猛烈にアプローチを始めるが……。

②『裏窓』

監督：アルフレッド・ヒッチコック
出演：ジェームズ・スチュアート、グレース・ケリー、セルマ・リッター

（1954年／アメリカ／カラー／1時間52分／日本語字幕版）

アパートの一室に舞台を限定しながら、技巧をこらしたサスペンスで観る者を離さないヒッチコック監督の代表作。
ニューヨークの夏。報道写真家のジェフ（ジェームズ・スチュアート）は足を骨折し、自宅アパートでの車椅子生活を余儀なくされていた。退屈しのぎに、裏庭に面した窓から向かいの住人を双眼鏡で覗くことを日課にする。そこには、孤独な女性や新婚夫婦、ダンサーなど様々な人々の暮らしが見えていたが、ある日、向かいに住むセールスマンのソワルド（レイモンド・バー）の行動に不審を抱く。妻が突然姿を消したのだ。ジェフは恋人のリサ（グレース・ケリー）や看護師のステラを巻き込み、妻が殺害されたのではないかと推理を始めるが、証拠はなく……。