イベント詳細

令和6(2024)年度西宮文学案内

第1回 2024年9月12日(木)
第2回 2024年10月31日(木)
第3回 2024年11月12日(火)

各回15:00~16:30

西宮市立勤労会館ホール

定員:各回300名(当日先着順)
※定員を超えた場合はご参加をお断りする場合がございます。

受講料:各回500円
※お支払いは現金のみ

受付開始時間:各回14:15を予定
※会場の都合上、お待ちいただくスペースがございませんので受付開始予定時間に合わせてご来場ください。


古くから文学作品などに登場することの多かった西宮。関わりある作家・作品などをとり上げその魅力を探っていきます。

事前申込不要です。

内容

第1回(9/12)

宮本輝の描く阪神間・西宮

モーツアルトが流れる香櫨園の喫茶店が重要な舞台となる『錦繍』は、宮本輝がドストエフスキーに学んだ手法を用いた書簡体小説です。往復書簡の中で主人公が辿り着く、〈相反する価値観が共存することの奇跡〉に注目します。

 

講師:箕野聡子 みの・としこ(神戸海星女子学院大学教授・甲南大学非常勤講師)

神戸女学院高等学部・大学卒業。関西学院大学大学院後期博士課程単位取得。「関西文化に育まれた文学」を研究テーマとしている。著書は、『横光利一と関西文化圏』(共著)、『新聞から見る1923年の神戸』(共著)など。

 

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第2回(10/31)

作品で語る青春記・かんべむさしの西宮マップ

経済が高度成長期を迎える一方、大学紛争が拡大していた1960年代後半、関学に通って明と暗をさまざまに経験しました。「決戦・日本シリーズ」「上ヶ原爆笑大学」「黙せし君よ」の三作品を通して、その時代と、西宮の街の変遷を語ります。といっても硬くならないよう、肩の凝らない、気軽に聞ける話をこころがけます。

 

講師:かんべむさし(作家)

西宮市出身。1970年関西学院大学社会学部卒。広告代理店で企画製作の仕事をし、途中SFコンテストに応募したのがきっかけで作家となる。往年の「深夜放送」世代でラジオが好きなので、パーソナリティーも何度か勤めてきた。

 

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第3回(11/12)

西宮出身、第168回芥川賞受賞作家を招いて 書くこと、読むこと

私はただ言葉を正しく並べ、自分が思ったこと見たことをそのまま書き残せたらいいなと思って書いています。今回改めて、文章を書くこと、読むことについてみなさんと考えていきたいと思います。

 

講師:井戸川射子 いどがわ・いこ(詩人・作家)

1987年兵庫県生まれ。『する、されるユートピア』で第24回中原中也賞、『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞、「この世の喜びよ」で第168回芥川龍之介賞受賞。

 

聞き手:増井孝子 ますい・たかこ(ラジオパーソナリティ)

西宮市出身。中高大と神戸女学院に通い、大学在学中からラジオの仕事を始める。板東英二、原田伸郎、藤本義一、ばんばひろふみ氏らと番組を担当。司会、映画評論家としても活動中。現在は、さくらFM「西宮彩発見」金曜日18:00~18:45などに出演中。

 

会場案内

西宮市立勤労会館ホール

西宮市松原町2-37

JR西宮駅より南西へ徒歩約7分

阪神西宮駅より東へ徒歩約8分

※本講座による駐車場の予約・割引はございません。

お問い合わせ
西宮市文化振興財団 0798-33-3146(平日8:45~17:30)
主催:公益財団法人西宮市文化振興財団
企画:河内厚郎